ADSRの話 第3回『ADSRって何』
さて前回は、
「エンベロープっつう機能を使うと、音量変化を設定できる」ことがわかった。
hercelot.hatenablog.com
今回は設定項目をみてみる。
設定項目は4つ!
シンセによって数は違うけど、ここ40年くらいのスタンダードは、4つ。
このくらいが「複雑すぎず、それなりにいろんな形が作れる」ってことみたい。
もちろん「もっと少ない方が直感的に使えるぜ」という考えで2,3つなシンセや、
「もっと緻密にサウンドデザインしたい」から10を超えるものもある。
なにかシンセを持ってたら探してみて、
Envelope / ENV / EG / Amplifier / Amp みたいな文字がどこかにないだろうか。
あるいは、Attack, Decay, Sustain, Release と書かれたツマミやフェーダーが……
そう、ADSR というのは、この4つの設定項目、
Attack, Decay, Sustain, Releaseの頭文字をまとめてそう呼んでるだけである。
ここまで書いたことはすでに知ってたぜ! という人は、
↓のような図をみたことがあるんじゃなかろうか。
この図は縦が音量、横が時間になっている。
「ふむふむ、右に行くにつれ時間が進むんだな。最初はゼロから始まって山を登って……音量が最大になったら山を下って……途中で平地になって……最後ゼロまで下るんだな。」
まあそういう図です。あってます。ADSRを一番そのまま表現してくれてます。
でもこれ見て実際、シンセからどういう音出るか想像つくっすか?
つくならOK! あなたはADSRをわかっている。
おれは常々、この底抜け五角形見せられてもどうもピンとこねーんだよな!
理屈はまあ分かっても、サウンドと脳内で結びつかないんだよな〜みんなもそうじゃない?
と勝手にハラハラしていて、それがこの記事を書き始めた理由です。
がんばってもう少し説明してみます。