Hercelot LOG

変な音楽とか

Ableton Glue Compressorをみていた

みていて思ったことをかく
なのでエンジニア視点ではあんま正しくないと思うというか自信はない
ちゃんと勉学をした人間ではないので……おしえてねsoftly



Soft Clip

コンプかかった後の出力にクリッパーをおける。
なので、例えばコンプかかってない時は、入力+Makeupに対してシェイパーがかかる。
sin波みてると-2.0dBを過ぎると倍音が出始めて、-0.5dBに張り付く。

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C1 sinを-2.0dBで。bypassとかわらない

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-1.5dBで。単体で聴くとそんなサチッてるぽくないが、聴き比べると分かる


……基本張り付くんだけど、デカいインパルスを突っ込んでイジメてみたら赤通すので、
出力保護、ブリックウォールリミッティング的なことはできない。
これはオーバーサンプリングのオンオフを問わず、なる。
Makeup=0.00dBでもアホみたいな入力すると、なる。
みなさんはアホぶらずやっていきましょう


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イジメにあいPeak 2.3dBを吐かされるクリッパーくん


実は公式Manualを読むと、Soft Clipはオフ推奨で、
シェイパーの色付けがほしい時に点けるとよいとある。
オフで、赤ランプ見ながら大体のピークを感じつつ
ミキサーフェーダーで揃えるのが賢いっぽい。

トランジェント叩きたかったら、素直に [直後にリミッター置いたラック] を保存して、
あとはフェーダーワークでガンバルのが王道な気もする
むろんこの色付けを好んで乗りこなすというというのも大いにあり

ちなみにクリッパーはDry/Wetよりも後ろにいる


Range

イマイチわかっておらず、Manualも説明が頼りない。

[Range] スライダーでは、コンプレッションの範囲を設定できます。-60 から -70dB あたりに設定するとオジリナルの ハードウェアをエミュレートし、-40 から -15dB あたりに設定すると [Dry/Wet] コントロールに代わるコントロールとして便利に使用できます。

とある。用途しか書いてねえ。オジリナル……


中央のメーターがラウドネス目線のGRメーターなわけですよね、
「コンプレッションの範囲」っていうからにはGRの上限値を決められるってことかな?
実際、メーターが10手前を振れてる時、Rangeを 10.0dB → 5.00dB へすぼめていくと、
メーターの振れ方も丁度半分に抑えられてるように見える。

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Range全開の時10手前を振れる

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Range=5.00dBで天井ができる


ならば、[10手前まで振れてる時に、Rangeを 40.0〜70.0dB でイジ] っても変化はないだろう!
実際メーター見ててもそういう挙動に思える、が、
バウンスして逆相チェックするとトランジェントの感じにちゃんと差が出ている。
40.0dB のほうがトランジェントがつぶれずに残っている。ん〜〜〜?
メーターがピークじゃなくてラウドネスだから……?それだけじゃ説明つかないね


よくわかりませんでしたので、Manualの言うとおり、
「レンジ絞るとパラレルコンプレッションみたくダイナミクス残せたりするから
トライ&エラーして感覚つかもうね〜」って、うーん、もうちょっと、指針……

ちなみに、アナログシミュの趣があるけど同設定だと毎回同じ出力になる。

追記1


そ、そんな挙動!?!?
「コンプレッションの範囲」という言葉にはめっちゃしっくりくるけど、予想の斜め上でした
「出てるとこを叩く」というコンプへの先入観がガラッと転回しますが、
確かにパラレルコンプレッションに近いのかも……
よく確認してきます

追記2

いや、「出てるとこを叩」いてないとかじゃないわ、x-yがinput-outputなんだから。
エンベロープフォロワー部には関係ない、リダクション部の話だ

[「コンプレッションの範囲」っていうからにはGRの上限値を決められるってこと]
という予想通りだったわけだけど、
じゃあ結局 [10手前まで振れてる時に、Rangeを 40.0〜70.0dB でイジ] って変化してるのは何、
という話になるんだけど、リニアな前提で単純化してるから混乱するんであって、
ニーとか、何かしらおもしろ曲線が適用されてるってだけかもしれんよな。
アナログ卓のエミュレートなんだし、ほんとそれだけかも

次はFLUX Pure Compressorを確認してきます



関係ないけど

おれはエフェクトプラグインAbleton純正ばっかり使ってしまう、
バーブも純正をガンガン挿すし、グライコもEQ8で事足りる
汚し系も純正の組み合わせでラックプリセットを数種作って済んでいる
……いや冷静に考えるとサードパーティもいろいろ使ってるが、それはいいとして、

なんで純正を使うかっていうと、[Abletonのデバイスビュー] が良くも悪くも純正優遇で、
「トラックをワンクリックすると、並んだエフェクトの中身が一望できる」このメリットに尽きる。
一個一個のGUIを呼び出す必要がない。その半秒を待つ必要がない。

つまり利便性の豚と化し、待てない現代の子供となったため、
Shift+tabでノーウェイトでEQ8見れないとヤダヤダってわけ
でもウェイトのせいでそういうの身体的にやれないのはデジタルのやなとこですよね、なくしたい
他のDAWのミキサー事情はどうなんですかね

Pro-Q2とか買ったら気が変わるのかもしれないとは勿論思いつつも、
あんな美麗で整った、大きくて見やすいGUIを、ちょろっとした調整のたびに呼び出すのを考えると…
デュアルディスプレイで片画面をGUI置き場にすればいいんですかねえ
マスターとかボーカルとか大将討伐に、強い奴投げ込むのはすげえわかるけど


さらに脇道話だけど、

グライコが「切れる、切れない」って、
スペクトルグラフィックの縦横比とレンジによる印象と先入観がデカイと思うんだけどどうすか?
そんなことなく、デジタル!フラット!なグライコにもシャッキリ派閥とスム~ス派閥がありますか?
試してから言えって感じですけど。すみません



まとまらずおわり




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