Hercelot LOG

変な音楽とか

ライブセットとボタンプッシャーの悩み

前提

作った曲を流すスタイルのアーティストにとって「盛り上がる一本WAV」があるならもうそれでいいはず。


でも一本WAVだけでうまくいかない人もいる

  • ライブの付加価値として、その回しか起こり得ない生演奏要素を入れたい
  • ブースでなんかやるほうが、観てる方もやる方も盛り上がる
  • 盛り上がらなかった時や音がマズい時に、どうにか修正したい



何が出来る?どんな問題がある?

問題をふまえつつ、以下のあたりを少しずつ織り交ぜるのがよいかしら。

演奏する、歌う

MIDI鍵でシンセソロを弾く、SEのポン出し、普通に楽器持ち込み
→技術がいる 曲によっては演奏の入る余地なかったりする

エフェクトをかける

フィルター、ディレイ/リバーブ、ロールなど
→つい「かけすぎ」てノリがこわれがち

ミキシング調整

ライブ中にドラム抑えたい、ハイ伸ばしたいなど調整する
→ちゃんとリハすればそれで済むかも ステム書出しが面倒

流れを選べるようにする

途中で別の曲に行けるようにする、そもそもDJスタイルでやる
DAWで組むのは難しい DJだと「フェードで繋ぐ」に縛られがち

その場で曲を構築していく

ステムやループをばらばらに用意してリミックスしていく
→しくみを組み上げるまでが本当に大変 原曲の良さを壊しかねない

音以外のパフォーマンス

MCをする ゲスト登場 衣装とかキャラ設定にこだわる
→すべるときはすべるもんだ

外部の人とやる

シンガー、べつの演奏家を招いたり、視覚系とチーム組む
→人が増えるほど舵取りが大変になる 何をやりたいか忘れずに

一本WAVで絶対に盛り上がるように事前にがんばる

絶対盛り上がるヒットソングをつくる ファンをたくさん集客する
→それができたらあまり苦労しない

毎回新曲たっぷり

→ヤバイ

一本WAVがどうとか、生のプレイがどうとか、そういうことじゃないだろう、Liveって、もっと、何を見せたい、味あわせたい、客をどういう世界に連れていきたい、方法なんて後からついてくるだろう

→ほんとにね




ちょっと前まで自分がやってたこと

  • 1曲あたり5つのステムに割って並べる
    • ミックスが多少下手でもその場で音量調節できる
    • クロスフェードで次の曲に行くとライブっぽくない」を防いだり、セルフマッシュアップできる
    • 任意のステムだけをマルチエフェクタに送れるようにして、エフェクトのクドさを抑える(それでも触りすぎていたが…)
    • そうしてルーティング組み替えてるとやることが多くて暇になりにくい
  • オートテンポシンクの効果音連射ボタンをたまに(ジャン・ジャック・ペリー・マシンと呼んでいた)
  • ワンショットの効果音をまれに
  • ステムからシンセリード抜いといて、代わりに弾くのをごくまれに


という構成だった。


しかし自分の場合(これを言うと元も子もないが)結局、曲自体に問題があり、
「展開でブチ上がるにはキメのパワーがない」、「じゃあじっくり進めていく、という訳でもなく展開は多い」ようなホームリスニングもので、そもそもフロアで聴くのが謎、という特徴があった。



自分なりの着地点が決まるまでソロライブはできねえなあ

おわり

CONCRETE SOUND FOR OUR CHILDHOOD