Hercelot LOG

変な音楽とか

2015 WORKS

今年は作曲がんばるぞ!と意気込んで始めたはずが、蓋を開けてみれば去年以下……?めっちゃ少ない。
数小節のループ曲なら仕事でたくさん作ったので創作意欲が吸われた節はある。
あと作り溜めにいったオリジナル曲がちょいちょいあるから来年出したいー



オリジナル曲

Hercelot x Tomggg - GREENGUM


tomadさんがRed Bull Studios Tokyoを一日タダで使っていいというのでぐぐちゃんとつばしさんと一日でがんばった。時間切れが近づくにつれどんどんハイになっていったのが面白かった。
マスタリングしていただいてる時に最後のアーメンもっと良く出来たな……とクヨクヨしてたら、エンジニアの川島さんが「アーメンは全部カッコイイんですよ」とおっしゃって猛烈に感動したことをここにも記しておきます。



trifle #203


実質5秒、余韻込みで10秒。
短いし音数もそんな無いんだけどその分かなりこだわって作れた。
自分のやりたいことドンピシャという感じ。些細で小さい音。



REMIX / 提供

lulu+Mikeneko Homeless - This Christmas Lovely Day (Hercelot Remix)


マルチネからリリースされた三毛猫+ちゃんるるのEPに収録。クリスマスソングのリミックスと、何故かサブジャケのモデルもした。
ボーカルをもらった時点で脳内でインピーチが鳴り出したので、特に新しいアプローチはせず1998年感あるJ-R&Bに着地させようと頑張った。
そんときなぜか無性にはまってた10cc『I'm Not In Love』の影響もある気がする。
三毛猫ポップフェスでのライブではイントロのリードを生演奏できてきもちよかった。



しずくだうみ - 水色 (Hercelot Remix)


しずくだうみ Bandcampで無料配信中の『泳げない街 remix』収録。
コードはStan Getz & Joao Gilberto『Corcovado (Quiet Nights of Quiet Stars)』を参考に全体的に短調にリハモして、アレンジはDionysosみたいなゴシックな音色使いで不気味な感じにした。
でも、怖さで言ったら原曲のほうが何倍も怖い。淡々と澄んでいる方がこういうものはずっと怖い。
コードも音色もリファレンスが明確だったからか、理想の感じでできて嬉しかったな。
最後までドラムが決まらなかったからいっそドラムをほぼ入れなかったのもいい方向にいった。



PARKGOLF - If And When (Hercelot Remix)


PARKGOLFデビュー・アルバム『Par』CD特典Remixesに収録。
最初にアルバムデモ全部渡された中に、3連の琴のリズムにTrapのChantが入る、恐ろしくアホなフューチャー音頭が入ってて、これはおれのための曲だと確信、即断。原曲はCDでしか聴けないのですぐ買おう。
自分のRemixもアホだけど自分しか作らないものにできたなあと満足してる。アホマーチ。




あと年末に作った自分史上一番狂ってるRemixが年明けに出るかも!



去年以前に作ったもの

Sincerity (2013 unreleased live track)


2013の冬あたりに余興で作ったものの没にした曲。Win PCの頃の曲なのでステム4本しか残ってなかったところを、新しく買ったリミッターの性能試しにリマスター。詰めの作業を全くせずに放り出したからつらい思い出がない曲。
思い入れもない。



Charred Comp80 正体ばらし


Comp80でコンペイトーと読む。
2011年の冬、RedcompassがFOGPAKというコンピ企画を始めるというので作った名義。ちょうどChordal Poem Secretsをかれと始めた頃。
Hercelotはどうも完璧主義になりすぎるというか、細かいとこに注力して大枠をハズす失態をするため、CC80では「1日で、ビートものを、Jpopサンプリングで作る」縛りだった、最初は。次第になんでもアリに。
ライブも数回やった。


[2014]
Ocelot
 FOGPAK#10収録。Xpolding Plastixに憧れて、サルサ・ドリルンベース。
hyuponia on the far side
 FOGPAK#9収録。Pharcydeをクロノアに乗せた趣味曲。耳コピが楽しかった。
[2013]
WORMWOMAN
 FOGPAK#8収録。"pet her wet"と同じ構成で短調のものをやるというテーマ。いい曲だね。
Rew-Goo Ropeway
 FOGPAK#7収録。大瀧詠一。SkweeeとDubの個人的に気持ちいいところを集めた自慰曲。
X-Amount (CC80 footwork ver.2k13)
 キックザカンクルーのEdit。自分でやってみてわかるFootworkの奥深さ。
As-para (Charred Comp80 Remix)
 Day Tripper RecordsよりdoopiioのRemix。原曲ステムと大ネタがハマった時に感動した。
Mood 4 Laugh
 FOGPAK#6収録。Skoop。かなり元ネタまんまだ……Pomradカットアップがやりたかったんだろうけどできてない。
Erase Me All, You All
 FOGPAK#5収録。大学の作曲研の合宿で作ったと思われる。いまいち。
[2012]
Bridegroom
 FOGPAK#4収録。竹内まりやSonar Tokyoで"Draw (Dorian Concept Remix)"を体験した年の暮れ。この終わり方でYMOのChanceを連想する人と友達になりたい。いい曲だね。
Donot Stabme Anymore
 FOGPAK#3収録。3ballにハマってた時期なのがイントロから若干わかる。
Mlkshk
 KelisのFlip。特に言うこと無し。
dea elda sista
 FOGPAK#2収録。nobodyknows+HALCALI。音源としてはいまいちだけどライブで演るのが楽しかった。
more&more sugar mix
 唯一のDJ Mix。JaytramのMixに影響を受けた、ゆるいインストヒップホップもの。ラストのDeceptikonのアウトロがThe Booksになる所で号泣。
pet her wet
 FOGPAK#1収録。椎名林檎椿屋四重奏。渋谷タワレコ特典 2.5D2周年記念CDの1曲目になったり。CC80で一番いい曲だが、タイトルは下品。
[2011]
Loveromance 1973 (demo)
 Twigyボコーダーパートは自分の声。永遠にデモ。



Hercelot plays electribe


撮影は2014年の11月(つまり発売時期ごろ)で、2015年2月にKORG YouTube Channelで公開。



城久慈宙 - 月とハイボール


2014年の春、大学のサークルで一緒だった人のCDで編曲をやった。
この曲を収録したコンピレーションは2015年春のM3で頒布、BandcampでもFreeDLのもよう。



MIX / Playlist

aggress ive access tothe uneasy dream


夢とは古今東西にわたりファンタジーの名テーマですが、不快で気持ち悪い面にフォーカスした音楽を集めたプレイリスト。こだわりの曲順。
といっても脱大衆音楽していないギリギリのラインで楽しく聴ける。
綱渡りはギリギリ落ちそうなのが怖い。落ちてしまえば怖いもへったくれもないため。あらゆる恐怖に同じ。



Deaf Lemmings On Your Head


ダークキャバレー、ゴシック、デジタルポルカ、ブラックコメディなどに焦点を当てた趣味全開のミックス。去年から今年にかけてハマってた曲を全部詰め込んだみたいな内容。脳を往く聾唖の行進。
途中にTerminal 11のビートにPsappマッシュアップしてる区間がある(38:15くらい)んだけど、両方昔から聴き続けてるやつなので個人的高まりがある。
そんな偏食気味なミックスだけど、なんと岸野雄一さんにLikeを貰ったり、ブルックリンの有名なドット師に今年一番狂ってるって言われたりして僕はご満悦です。



Sweetie 030303


テンポの早いネオ渋谷系?乙女ポップ?をワンコーラスで繋ぐのも全ては最後の一曲をたっぷり聞くため。
こういう音楽ってリスナーの男性率が殊更高い気がするんだけどどうなんだろう。そうでもない?



掲載

SWITCH特別編集号 #maltinebook

アーティストインタビューが掲載された。MiiiとTomadさんと楽しくおしゃべりしてマルチネ古参そしてインターネット音楽老害感を醸し出した。

SWITCH Vol.33 2015年8月号

Red Bull Studios TokyoでTomgggと一日合作した時のもようや写真が掲載されたページがちょこっとある。次月発売のmaltinebookのteaserみたいな感じだった。



出たイベント

12/30 温泉 @蒲田温泉
12/23 三毛猫ポップフェス @西麻布Bullet's
11/29 家 @渋谷LOUNGE NEO (だるぽえ)
11/28 Sukima Tokyo @青山蜂
11/15 Honey Vol.10 @渋谷LOUNGE NEO
10/31 YA3i Halloween Party "JUNGLE GROOVE" @渋谷Glad
10/25 M3 コルグブースでデモンストレーション
10/18 GOOFY 2nd Anniversary PARTY @渋谷LOUNGE NEO (だるぽえ)
10/12 世界の社長たちを前に新シンセ紹介パフォーマンス
10/10 Ryan Hemsworth Japan Tour 2015 @渋谷VISION
8/2 天 @代官山UNIT
7/23 DE DE MOUSE one-man「for 2EPs」 @代官山UNIT
7/12 夏 の 終 わ り @渋谷LOUNGE NEO
5/9 comogomo @大宮ヒソミネ
2/28 meow!!! × DOPE UP! @新宿BE-WAVE
1/28 ANDREWラウンジ @新宿DUUSRAA


三毛猫ポップフェスでは初のミニバンド編成ライブをなんとか成功させ、DE DE MOUSEさんのワンマンに突然サポートアクトでお招きいただけたのもすごかった。天では出会いがあった。MEOWではルーク・ヴァイバートの音源だけでルーク・ヴァイバートのDJスタイルを真似たプレイが出来て高まった。




来年もよろしくお願いします。

CONCRETE SOUND FOR OUR CHILDHOOD